標準 リッツ線
一般
リッツ線(高周波製品用、過熱機器用)はどちらもエナメル銅線から作られています。 極細リッツ線は双方(高周波製品、加熱機器)の技術において周波数もしくはインピーダンスに関係なく解決策となりえます。電気的、機械的、コスト面については設計時に注意して検討する必要があります。
高周波製品でリッツ線の特徴と利点
- 高周波損失の減少
- コスト効果を考慮した設計
- 抵抗値または周波数がリッツ構成に依存する。
- 追加の多芯フィラメントで引張強度を向上
- 高い導体断面積に必要な柔軟性
加熱機器での特徴と利点
- 製造時の導体抵抗値が安定
- 広範囲な用途(乾燥、加熱、暖熱)
- 異なる導体材料の使用が可能で機械的な特性も良い
- 高い熱安定性
標準 リッツ線の特性
特性 | 高周波製品 | 加熱機器 |
---|---|---|
伝導率 | 高 | 中 |
抵抗 | 中 | 高 |
引張強度 | 低 - 中 | 高 |
曲げ性 | 低 | 高 |
突合せ溶接性 | 中 | 高 |
屈曲耐久性 | 高 | 高 |
一般的な導体材料 | 銅 | 銅, 合金 |
一般的な絶縁被膜タイプ | ポリウレタン, ポリエステルイミド | ポリウレタン |
単線の外径 | 0.010 - 0.700 | mm |
単線の本数 | 2 - 25,000 | pcs |
リッツ線径 | 0.095 - 20.00 | mm |
一般的な撚り線ピッチ: 単工程 複数工程 |
2.00 - 26.00 20.00 - 60.00 |
mm mm |
適用製品
- 高周波トランス
- チョーク
- スイッチング電源
- 医療用品
- センサー
- バラスト
- 加熱機器の抵抗線
- モータ